テンポ(BPM)とは?
みなさん、テンポという言葉には聞き覚え無いでしょうか。曲の早さの事ですね。
さて簡単に、「曲の早さ」と言っても、どういうことか、イメージ出来ませんよね。
テンポ(BPM)とは
そもそもテンポとは、イタリア語が語源で、譜面(楽譜)で指定された、演奏する速度の事を指します。
また、一方で「BPM」という言い方もします。これは、「Beats Per Minute」の頭文字をとった言葉で、 1分間に刻まれるビートの数。つまり1分間の拍数を表しています。
BPM120、BPM150、BPM180など、主に3桁の数字で表示されています。
でも、それを数字で書かれていても、いまいちイメージできないですよね?
テンポ(BPM)の数字の意味
さて、BPMの数字の意味をご説明いたします。
一般的に作曲ソフトで見ると、新しく作曲を始めた際、ほとんどの作曲ソフトでは、BPM120と設定された状態で起動されます。
先ほど説明した、「1分間に刻まれるビートの数」と言うのを思い出してみてください。
この120と言う数字が何を表しているのでしょうか。 「1分間に刻まれるビートの数」と言うルールで考えると、1分間に120回のビートが刻まれるという当てはめ方ができます。では、ビートを刻むというのは、どういうことでしょうか。
テンポ(BPM)の数字の読み方
前回、音の長さと小節についてご説明しましたね?
「同じ長さの音が綺麗に4分割された状態(四分音符を4つ)の1小節」をイメージしてみてください。
この状態の音を、1分間繰り返します。すると120回、四分音符が鳴る計算になります。
少しイメージがしづらいですよね。それでは、お手元に時計を準備してください。
1分間、時間を計るとしたらどうするでしょう。大体の方が、1分間の秒数を数えると思います。
1分間は60秒です。つまり、60回のビートを刻んだ事になります。これをBPMのルール、「1分間に刻まれるビートの数」に当てはめると、BPM60という事になりますね。
ではBPM120というのは、0.5秒毎にビートが刻まれる。という計算になります。
他のBPM150やBPM180となると、計算がしづらくなりますよね。そのための道具が、皆さんも耳にしたことがあるかと思います。メトロノームです。
実際にメトロノームを購入する必要があるのかといいますと、DTMのうえでは必要ありません。
実は作曲ソフトにメトロノームの機能は標準搭載されていて、その機能を使うことで、BPMを図ることができます。
また、Google検索でも「メトロノーム」 と検索するだけで、メトロノームが使えたりしますので、 テンポの感覚だけでも、調べたい時に使うのもよろしいかと思います。
さて、作曲を始める事前知識もまだまだわずかですが、少しずつ準備が整ってきています。
あと1つだけ身に付けておけば、実際にメロディーを作成することができるような知識が備わります。
次回の記事をお楽しみに。