月風楼

Vtuberの活動と収益方法

Vtuberの活動で収益を得ていく方法といえば、YouTubeでのスーパーチャット(投げ銭)や動画の広告収入。と言うのがよく聞くお話ですが、実はこれ、かなりハードルが高いんです…。

YouTubeの収益化(お金を貰えるようになる)までの条件は2つあります。

1.自分のYouTubeチャンネルの動画再生時間が過去1年間から数えて4,000時間以上
2.自分のYouTubeチャンネル登録者の人数が1,000人以上

※当記事執筆時点

さて、ここで間違えてはいけないのが、1と2の条件は、収益化の審査を申請出来るまでの条件です。
この2つの条件が達成できたからといって、収益化されるわけではありません。

ここから更に、自分のチャンネルの動画や配信の内容に、収益化が出来ない内容が含まれていると、勿論収益化の審査に落ちてしまいます。

分かりやすいところでは、以下のものがあげられます。

1.センシティブ(性的)や極端な肌の露出な表現が含まれている(イラストでもダメです)
2.著作権違反のコンテンツが含まれている
3.暴力的、過激な表現が含まれている
4.差別的な表現が含まれている
5.政治的、宗教的または、反社会的な内容

いずれか1つでも該当すると、審査通過出来ない事が多いと言われています。

特に1のセンシティブな表現はかなり厳しく

水着のイラストや胸元を極端に露出していると、1発アウト。

と言うケースが最近では多いそうで、Vtuberのキャラクターデザインで、胸の大きな女性や胸の谷間を大きく露出している衣装などの場合は注意が必要です。

YouTube用に衣装デザインを、別途準備するなど、柔軟な対応が必要になります。

YouTube以外で収益を得る

収益化のハードルが高いYouTubeですが、実はYouTube以外でも様々な方法で収益を得る方法があります

パトロン

パトロンとは、自分の活動を応援してくれる人に支援して貰う事を言います。
そういったパトロンサービスの中で、一般的な物をご紹介します。

Pixiv FANBOX

Fantia(ファンティア)

Ci-en(シエン)

それぞれ運営会社は異なりますが。パトロンサービスやサービス内で活動出来る内容に殆ど違いがないので、まとめてご紹介します。

月額制で自由に金額が設定出来る「プラン」設定機能があり、支援者は好きな金額のプランを選択します。

プラン毎に特典の内容(各プランの支援者限定公開の内容)を設定し、更新していけば、指定の金額×支援者の人数の、支援金が支払われます。

例えば、月額500円のプランに20人支援者がいたとすれば、10,000円が集まります。

運営会社は集まった金額から手数料を差引いて、登録した銀行口座に振り込んでくれます。

YouTubeなどで無料配信しながら、パトロンサービスで支援してもらい、集まった金額でYouTubeでの活動の為に配信に必要な機材の資金にあてると言うのが一般的です。

グッズ販売

Vtuberとしてのキャラクタービジュアルがある以上、そのビジュアルなどを使用したグッズを作り、オンラインショップで販売するのも1つの手段です。

デザインに自信があれば自分で作っても良いですし、デザイナーに依頼するのも選択肢です。

BOOTH

代表的なオンラインショップがBOOTHというサービス。

手作りグッズは勿論、データ販売も可能なので、描き下ろしイラストやセリフ読み上げなどの「シチュエーションボイス」販売などもあります。

値段は0円から設定でき、ブーストという機能で、購入者が販売価格に自分の指定した金額を追加で支払う事も可能です。

グッズも缶バッジやスマホケースなど、Pixiv Factoryを使用すれば、デザインだけ作っておいて、購入されたタイミングでグッズが製作され、購入者宛に発送されるサービスと連携出来ます。

 

いきなりYouTubeで大きく活動を始め、力尽きてしまうよりは、小さく初めて少しずつ大きくなっていくのも、1つの選択肢です。

準備期間で力尽きてしまうケースもありますし、気軽に始められる方法でスタートした方が、楽しく続けられますし、何より自分が楽しくなければ続けて行けませんよね。

Vtuberはデビューの仕方が大切とも言いますが、力を入れ過ぎてそのままデビューまでで力尽きない様に、企画をゆっくりと練ってみましょう。

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