月風楼

Vtuberのビジュアルの準備

Vtuberにも、キャラを2Dで始めるか? 3Dで始めるか? で、大きく制作する方法や工程などが変わってきます。3Dになれば、立体的な動きが出来ます。その反面、2Dの場合は、正面と少しだけ上下左右に向くくらいで、一回転するなど、動ける幅が制限されます。
※現段階ではせいぜい90度振り向くレベルまでしか実現できていません。
技術的にもハイレベルな為、可動域が90度まで表現できるモデラーも一握りと限られます。

さて、2Dと3Dのそれぞれのメリットがありますが、いったいどうやってVtuberモデルを作るのでしょう?

2Dの場合

自分でイラストを描かない場合は、イラストレーターに依頼するなどで、分身となるキャラクターを手に入れましょう。キャラクター全身を描いたイラストを、立ち絵と言います。
この全身立ち絵イラスト時点で、IRIAMなどで配信する事は可能になります。YouTubeでも、キャラクターは動きませんが、配信は可能です。(この状態で配信している方もいます。)

Live2Dモデリングを自身で行うか、同様に依頼する事で、キャラクターを動かしながら、リアルタイムにキャラクターを動かしながら配信する事が出来ます。

3Dの場合

2Dと比べて、かなりハードルは高くなります。3Dモデルの制作も、3Dモデラーに依頼するか、自分で作るか。2D同様の選択肢になります。VRoid studioを使用すれば、比較的簡単な作業で、直感的にモデルの作成が可能です。
3Dモデルを作成する場合は、なるべくキャラデザインを先に行う事をお勧めします。
また、通常のイラストとは違い、見えない所まで精密に作り込む必要がありますので、三面図という、「正面」「横」「背後」の3アングルを描いたイラストが必要になります。
無くても作れる人もいますが、イメージのズレなどの防止のため、なるべく制作しておく方がいいでしょう。
自分で描けない場合は、こちらも2D同様イラストレーターに依頼してみましょう。

2Dと3Dで、VTuberキャラクターの準備をする際の違いを見ていきました。それぞれの特色がありますし、クリエイターに依頼すると、費用も大きく変わってきます。

モデルが完成しても、トラッキング環境(自分と同じ動きをキャラにさせる事)がかなりハードルが高い状態です。スマホ1台(主にiPhone)とPCを連携させるのが一般的ですが、3Dの場合には、専用の機材を必要となる場合があります。3Dのトラッキング機材についてはまた次の機会にご説明します。

以上、キャラクター準備をする場合の2D、3Dの違いについてご説明しました。現在では、2Dから始めて、人気がある程度出てきたところで3D化するのが一般的です。いきなりクオリティを求めてハードルを上げすぎず、確実に実現できることから始めていきましょう。

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