ラフを作ってみる重要性
イラストも作曲も動画作成も、いきなり完成を目指していたりしませんか?
クオリティの高い完成図を頭の中でイメージするのは簡単ですが、それをアウトプットして再現するのは難しいものです。
まずはラフを起こしてみる
ラフというと、イラスト作成の下書きのイメージが浮かぶかと思いますが、DTMや動画編集でも
同じようなことが言えます。
例えばDTMの場合、とりあえずMIDIで打ち込んで曲の全体像を形にする。
動画の場合はカット編集のみをして全体の流れを見る。
イラストで下書きのような作業も、他のクリエイティブでも同じように行うことができます。
イラストでのラフを作るメリット
もう言うまでもないかと思いますが、 イラスト1枚でもラフを何枚か描いておくと、 本当に書きたかったイラストのポーズがイメージに合っているのか、 視覚的にチェックすることができるになります。
また1枚完成させるよりも、ざっくりとラフで描くだけで、スピーディに構図の確認などイメージしやすくすることができますので、ラフから ポーズを採用して完成まで書き込んでみる。
没にしたポーズは別のキャラクターで描いてみるなど、アイデアのストックにすることも可能なので、とにかく枚数をラフの段階で描いてみるのも1つの手段です。
DTMでのラフを作るメリット
頭に浮かんだメロディのアイデアをすぐに形にすることで、曲の全体像で残りはどこを作っていけばいいのか、そのメロディーをどうやって盛り上げていけばいいか、 完成した曲のイメージが掴みやすくなります。
頭の中で浮かんでいるイメージは、 自分がこれまでに聞いたことのある完成した楽曲から連想されたイメージになるので、どうしてもクオリティが高いものがイメージされてしまいます。
初めからクオリティの高い完成を目標とせず、クオリティをいかに高く、イメージに近づけるか 試行錯誤をして楽しく作業することができます。
動画作成でのラフのメリット
動画の作成や編集でラフと言うとイメージがしづらいかと思いますが、 例えばカメラで撮影した映像の場合、カット編集をするだけでも充分なら付編集となります。
アニメーションの場合でも、 カット編集や タイミングの編集をすることで、全体のテンポ感や尺のイメージが掴みやすくなります。
動画としても全体の流れが視覚化できてくるので、どこにエフェクトを載せたり字幕を入れたり、 細かい編集をしていけばいいのか 編集の方針が見やすくなるので作業効率が格段にアップします。
以上、 それぞれの視点からラフを作成することのメリットについて少し触れてみました。
全体的に作り込みたいときにいきなり完成イメージを目標にしてしまうと、 そこまでの道のりがわからないので、次に何の作業をすればいいか、分からなくなってしまいます。
例えば富士山に登りたいと考えたとして、次に考えるのは何を準備すればいいのかどうやって登ればいいのか順番に考えていきますよね?
それと同じで、 いきなりクオリティーの高い作品を完成させることも当然難しいのです。
そこをスキップしてしまい挫折をしてしまう方も世の中にはたくさんいます。
まずは何をすれば理想に近づけることができるのかをゆっくり見ていきましょう。