月風楼

完成した曲の完成度が低い理由

曲が完成した後に聞き返してみると、何か音が安っぽい…。クオリティが低い…。と思った事はありませんか?

それが原因で途中で投げ出してしまったり、自分には才能が無いと辞めてしまう。そういう経験をした事がある人もいるかと思います。

ではなぜクオリティが低いのでしょう?

ソフト音源トラックの作り込みがあまい

いくら高額なソフト音源でも、ただベタ打ちしただけでは音が単調になり過ぎて、クオリティが低く聴こえます。

例えば、同じ強さの音が一定の等間隔で鳴り続けると機械的な音に聞こえます。

その現象を避けるために、打ち込んだノートの1つ1つを細かく調整したりするのも大切です。ベロシティというパラメータを調整する事で、音の強弱にバラつきが出て、機械的な印象が緩和されます。

同じように、ただ打ち込んだだけでは、小節や拍にピッタリと揃ったタイミングが合っていて、同じく機械的に聴こえる原因となります。

ヒューマナイズという、タイミングをずらす方法で、人間が演奏した感を出す事ができます。人間が演奏すると、どうしても機械よりは正確にはテンポを刻めず、細かく調べていくと、僅かにズレていたりします。

これを再現するだけで機械感が緩和され、打ち込みのクオリティがアップします。

音圧を整える

ソフト音源は、実際の楽器を録音した、サンプリング音源ですが、音がか細かったりします。

これは、音源自体がノイズが乗らないように一定のボリュームやバランスで作られているので、音自体の臨場感などを足すには、エフェクトをかけて調整する必要があります。

コンプレッサーやイコライザー等で音を整えたり、歪みを加えるエフェクトをかける事で、音のクオリティがどんどん増していきます。

 

このように、ただ打ち込むだけではクオリティの高い楽器を作る事は難しくなります。

同様にレコーディングした音源でも、エフェクトをかけて、物足りない部分を足したり、ノイズを軽減するなど、音を作り込む事は重要になります。

完成した曲がイメージと違うと思った場合、一度エフェクトをかける事でクオリティアップにチャレンジしてみては如何でしょう。

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