絶対音感の話
DTMや楽器、音楽を始めよう。と誰かに勧めてみても、「絶対音感がないから無理。」と 先入観だけで諦めてしまうと言う話をよく経験します。
実は絶対音感がなくても音楽は始められます。音楽を始める上で必要な要素は、絶対音感ではなく、別の要素です。そもそも絶対音感がどういうものなのかを最初に説明します。
絶対音感とは
絶対音感とは、耳で聞いた音の音階(ドレミファソラシ)がすぐに判断できる感覚のことを言います。 初めて聞いた音でも、耳で聞いた瞬間に音の高さが分かります。
絶対音感と対照的な感覚で、 相対音感と言うものがあります。
相対音感とは
その相対音感とは、2つの音が同時になっている場合、その2つの音を耳で聞いて、両方の音を聴き比べ、異なる音階が鳴っているかを判断することができる能力を指します。
音楽を始める上で絶対音感は特に重要ではない
一言で重要ではない。と言ってしまうと極端ではありますが、実際問題音楽を始める上で、絶対音感を持っているかどうかはさほど重要ではありません。
実際にプロのミュージシャンでも、絶対音感を持っていない方はたくさんいます。逆に絶対音感を持っているミュージシャンの方が珍しいくらい、少数です。
音を聞き分ける能力は身に付くもの
絶対音感にしても相対音感にしても、まず音の種類を知らない以上は聞き分けられたとしても、 再現をすることはできません。
音の高さは、ある程度記憶に残すことができます。
楽器演奏や、記憶にあるメロディなど、音を聞き分ける能力は必ず身に付いていきます。
その能力と知識から、音楽を作ったり楽器を演奏することも可能なので、絶対音感に対する先入観だけで、抵抗を持ってしまわず、一度、手に触れてみるだけでも、スタートラインに立ってみては いかがでしょうか。