音の長さ(音符)の話
音符にはいくつかの意味があります。皆さんのイメージする意味となると、「ドレミファソラシド」というイメージが多いのではないでしょうか。
間違いではないのですが、実はもう1つ重要な意味を持っています。
音符について学習を始めた際に、この意味を見落とすことが多く、情報が足りなくて、結局わからないままになってしまう方が、ほとんどだったのではないでしょうか。
今回はその見落としがちな要素の一つ。音の長さについてお話しします。
音符の長さと音符を収める箱
音符には、音の長さを表す意味があります。
皆さんが聞いた事のある音符の名前に「音符の話」「八分音符」といった名前に聞き覚えがあるかと思います。
その名前が何を表しているのかを、ご紹介します。
音符にはそれぞれ長さを設定できますが、無造作に音符を並べてしまうと、楽譜に記録した際に、一直線になります。
それでは、演奏の練習や、何人かで一緒に演奏したり、一部楽器が途中っから合わせてくるタイミングなど、わかりづらくなります。そのために、小節という名前の区切りを使用します。
文章で言うなら、句読点の様なイメージです。その小節の数え方を、1小節、2小節と数えていきます。
誰かと合わせて演奏する場合に「○○小節からスタート」と伝えると、演奏を始める場所がすぐに分かりますよね。
音符の種類
皆さんが見た事のある音符。この音符の意味。わかりますでしょうか?
よく、オタマジャクシに例えられたりするこの記号。それぞれに意味があります。
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図の左側には音符の読み方を。その右側には音符をさらに右側にはDAWソフトのピアノロールで、音符の意味と同じ長さを打ち込みました。
全音符
「全」の文字通り、1小節の長さ、ずっと鳴り続ける音。
2分音符
全音符を半分の長さに縮めた長さの音。
2分音符を2つ並べると全音符の長さになります。
4分音符
全音符を4つに均等に分けた長さの音。
4分音符を4つ並べると全音符の長さになります。
8分音符
全音符を8つに均等に分けた長さの音。
8分音符を8つ並べると全音符の長さになります。
16分音符
全音符を16つに均等に分けた長さの音。
16分音符を16つ並べると全音符の長さになります。
この様に、音符の長さを半分、更に半分と、細かく刻まれています。この様々な音符を、並べていくと、リズムが作れる様になります。
ですが、それだけでは、まだ曲ができるまでには要素が足りません。
ドレミファソラシドの音の高さもそうですが、もっと重要な物があります。
テンポという言葉、きいた事はありませんか?曲の速さを決める要素。テンポが決まらなければ、曲も完成しません。
今回ご紹介した音の長さも、テンポが決まらなければ、長さも決められませんよね。
それでは次回「音の速さ(テンポの話)」をおたのしみに。