DAWでソフトウェア音源を使用する
今回から本格的に、DAWに触れて曲を作っていきます。
その前に作曲ソフト「DAW」の使い方に少し触れていきます。ソフトウェア音源を使用し実際にDAWに、楽器を演奏させてみましょう。
今回はPreSonus Studio One Primeを使用します。
それではDAWを起動してください。
プロジェクトの作成
起動するとこのような画面が立ち上がると思います。
画面の真ん中に、これから作成する楽曲のファイル。プロジェクトファイルの設定画面があります。
①空のソングを選択
まず左上の空のソングを選択します。項目が見つからない場合は、その上のスタイルもしくはユーザーの項目を確認し、スタイルの方が青くなっているかチェックしてください。
②曲のタイトルを入力
赤枠の部分に、これから作成する楽曲のタイトルを入力してください。そのタイトルがそのままファイル名になります。
ファイルの保存先を変更する場合は、タイトルの下にある枠で、保存先を変更します。
枠の右側にある「…」をクリックすると、保存先の選択画面が開かれます。
③ プロジェクトの設定
曲のテンポや、 使用する音声ファイルの細かい設定をします。
今回は画像と同じ設定にして、プロジェクトを作成してください。
④OKをクリック
OKボタンを押すと、プロジェクトファイルが作成され、DAWの編集画面が表示されます。
左側の赤枠が、これから中心的に触っていくトラックウインドウと言う画面です。
右側には、インストルメント、エフェクト、ループなど 様々な項目がある、ブラウザウインドウが表示されています。
表示が画像と違う場合は、画面右下の3つのボタン「編集」「ミックス」「ブラウズ」の中から「ブラウズ」をクリックすると表示されるはずです。
ソフトウェア音源トラックの作成
次に、ソフトウェア音源を使うトラックを作成します。
トラックとは、それぞれのソフトウェア音源や音声ファイルなどを複数列に並べたもので、各音源やファイルごとに並べられた箱の単位をトラックといいます。
今回はソフトウェア音源を使用するトラックを作成し、実際に楽器の音源を鳴らしてみましょう。
画像のように選択してください。
①インストゥルメントをクリック
②PreSounsをクリック
③Keyboardsをクリック
④Grand Pianoをクリック
するとトラックウインドウに、 新規「インストゥルメントトラック」という、ソフトウェア音源のトラックが作成されます。
ソフトウェア音源を変更したい場合は赤枠をクリックすれば変更できます。
ソフトウェア音源によって画面の見た目が違います。
今回使用するソフトウェア音源は、DAW に付属している音源です。
MIDI打ち込みをスタート
それではついに、MIDIの打ち込みを始めます。
赤い枠の部分をダブルクリックしてみましょう。
すると、トラック上に青い枠が生成されたかと思います。
さらに、これをダブルクリックすると、画面の下側に、ピアノロールウインドウが現れます。
ピアノロールウインドウとは、ピアノの鍵盤を 縦に並べ、左から右へ時間が流れるように、ピアノの鍵盤を使って音符を書き込んでいく方式の 編集画面です。
この画面にMIDIデータ(音符)を書き込んでいき、再生することで、設定したソフトウェア音源で演奏することができます。
それは実際に、 音符を書き込んでみましょう。
↓赤枠で囲っている部分に注目してください。
拡大すると、1番左の矢印のマークが青くなっていると思います。
これは選択ツールと言って、後で編集する内容を選択する際などに使用します、 基本的に何かを編集する場合はこのツールを使用しますので、1番基準になるツールと、覚えておいてください。
左から3つ目の鉛筆のようなマークのツールを選択します。
このツールの名前は、そのまま鉛筆ツールと言って、主にMIDIの 入力をする際に使用します。
では実際に、 ピアノロール画面にドレミファソラシドを打ち込んでみましょう。
鍵盤の右側の、四角いマスをクリックすると、 鍵盤の下にあった音符が入力されます。
音の高さの話でご紹介した、Cがドの音と言うのを思い出してください。
そこからドレミファ… と入力していきます。
さて、 ここで4つ(ファの音) 入力した後に、気づいたかと思います。 ソから先の、残りの音を入力する部分が足りませんよね?
長さ(小節数)が足りない場合は、トラックウインドウから編集します。
青い枠(小節) 右端をクリックし、そのまま右へ引っ張ると、小説が伸びます。
このまま残りを入力してみましょう。
すると、ドレミファソラシドと、8個の音符が入力できたかと思います。
実際に再生して聞いてみましょう。
画面下にある、DVD・ブルーレイレコーダー等で見たことのある▶︎マークをクリックしてみましょう。
途中から再生されてしまった場合は、一度停止(■)し、 1番左の◀︎をクリックして、1番最初の位置に戻ってから、 もう1度再生を押します。
すると、 同じ音が再生されたかと思います。
同じように、コードを入力してみましょう。
同じトラックに入力していくと、音が重なって混乱してしまうので、 新しくソフトウェア音源を設定してみましょう。
新しくトラックを作成できたかと思います。
新しく作った2つ目のトラックに同じように小節を作成し、ドレミファソラシドに合うC メジャーコードを入力してみましょう。
先ほどはC3からドレミファソラシドを入力したので、 1つ下のド(C2) から入力してみましょう。
低い音で鳴るので、 再生した時に音が重なっても、聞こえやすくなると思います。
Cメジャーコードの構成音は、ド・ミ・ソの3つでしたね。
実際に入力してみましょう。
音符も小節と同じように右端をクリックして引っ張ると長さを変更することができます。
すると、このように入力できたと思います。
実際に再生して聞いてみましょう。
同じ音が再生されれば、 今回の内容はクリアです。
次回はもう少し曲らしく、メロディを作っていきます。
今回の内容をもとに、いろいろと打ち込んで試してみて下さい。
それでは次回、お楽しみに。