ショートカットを使った編集ノウハウ
今回は、ショートカットを使って、手っ取り早くテロップ編集点用マーカーを打つ方法をご紹介します。
動画編集で、演者が喋っているタイミングでのテロップや、ミュージッククリップを作る時の、ボーカルの歌声に合わせた歌詞テロップの表示。
音声を何度も聴きながら、タイミングを探してマーカーを打つ編集は、大変な作業です。
ここで、ショートカットキーを使うと作業の時間短縮に繋がります。
キーボードのMキーを押すだけでマーカーが打てる事を思い出してみて下さい。
実はこのショートカット、プレビュー再生中でも使えるんです。
プレビュー再生をしながら、音声に合わせてMキーを叩くと、叩いたタイミングでマーカーが設定されます。
タイミングがズレてしまえば、当然マーカーもズレてしまいます。
キーボードの方向キー、左右で、1コマずつ確認していけます。音声も同じ様に確認出来るので、タイミングがズレていないか、前後を確認しましょう。
おおまかなタイミングだけ一通り打ち込んで、後で正確なタイミングに調整するだけでも、効率的にタイミングを把握する事が出来ます。
曲のテンポに合わせてマーカーを打つ
音楽に合わせて、テンポ良くキーを叩けるのなら、ミュージッククリップのテロップタイミングをざっくり打ってしまう事で、かなり効率的に編集点を作る事が出来ます。
勿論、多少のズレは発生しますが、先にほぼ全ての編集点を設定出来るので、歌詞の切り替えタイミングで、テロップのテキストを置き換える編集が、とても効率的になります。
Shift キーでマーカーにスナップ
Shiftキーを押しながらマウスでクリップの長さを調整すると、マーカーの位置にスナップできます。
また、再生位置も同様にスナップ出来るので、その機能を使い、カット編集のタイミングに、スムーズに移動して編集対応が可能です。
マーカー間の移動
キーボードのショートカットでも、マーカーからマーカーへ、マウス操作せずにスムーズに移動が出来ます。
Shift + M (次のマーカーへ移動)
Ctrl + Shift + M(前のマーカーへ移動)
※Macの場合はCommand + Shift + M
そしてカットするショートカットが
Ctrl + K(Windows)
Command + K(Mac)
このショートカットを交互に使えば、マーカーのタイミングでテキストクリップを一気にカットし、編集点で並べる事ができます。
マーカーウィンドウからもマーカー毎の情報を確認できます。
Premiereの操作に慣れてきたら、作業効率を上げる為に、少しずつショートカットを覚えていくのも1つの戦略です。
特に、保存や元に戻す、やり直す。このショートカットは、殆どのアプリケーションで共通なので、覚えておくといいでしょう。
保存
Ctrl + S(Windows)
Command + S(Mac)
元に戻す
Ctrl + Z(Windows)
Command + Z(Mac)
やり直す
Ctrl + Shift + Z(Windows)
Command + Shift + Z(Mac)
やり直すのみソフトによっては
Ctrl + Y(Command + Y)の場合もある
以上、ショートカットを使った編集ノウハウの話でした。
こういった知識1つ1つを組み合わせて、自分のやりやすい効率化した方法を探ってみるのもいいかもしれませんね。