クオリティは後から高められる話
さて、本日は少し毛色の違うお話です。
イラストやDTM、動画などに限らず、あらゆるクリエイティブは、クオリティが高いと評価されたり話題になったりする事があります。
いきなりクオリティの高い作品を目標にし、それを短時間で完成させようとして、うまくいかずに妥協してしまう。そういったケースも珍しくはありません。
特に、創作を始めた初心者こそ、この大きな壁にぶつかってしまい、周りのクオリティの高いクリエイターに圧巻されて、諦めてしまう。
なんて事もよくあります。
クオリティを上げるには時間がかかる事
クオリティを上げるには当然、作り込めば作り込むほど、クオリティを上げる事ができます。
初めからクオリティの高いものを作り上げることは難しくなります。
創作を始めたての方に、特にありがちなのが、クオリティを短い時間で求めているという事。
クオリティを上げるためには、作り込む為の知識やスキル。そしてそのためにも時間も必要になります。
単純に作り込むための作業時間もそうですが、その知識を身につけるための学習時間。インプットの時間など。様々なものがあります。
もちろん、仕事であれば、いつまでに完成させなければならないと、リミットがありますが、仕事以外や、何かに出展したり、期日がある場合でない限りは、自由に時間を費やす事ができるので、クオリティを追求するための作品作り。とにかく形にする為の作品作り。求められた物を作る仕事としての作品作り。それぞれの目的をしっかりとすみ分ける事も大切です。
知識やスキルを買うという行動
少し言葉が強いですが、誰かに有償依頼するというのは、知識やスキル(技術)など。または時間(作業時間)を「報酬を支払う」という形で、目標を実現するという行動になります。
共同作業という選択肢
もちろん、依頼という形ではなく、共同制作という形で実現する方法もあります。
コラボ制作という事もあります。この場合は、お互いが得意な分野を持ち寄って、1つの作品を作り上げるという選択肢です。
作曲が得意な人が楽曲を作成し、イラストや動画が得意な人が、MVを作成する。
もっと細かく分ける事もでき、音楽制作で例えるなら、作曲が得意な人。作詞が得意な人。編曲が得意な人。楽器演奏が得意な人。
さらには、ミックス、マスタリングなど、様々な分野に細かく分ける事ができます。
完成という達成ステップを繰り返す
クオリティが高いものを必ず作らなければならないというわけではありません。
落書きでも、ラフイラストやデモソングで満足してしまうのも、一つの選択肢です。
それをアイデアとして作りためて、行きながら、キリのいいタイミングでSNSなどに公開しながら
アウトプットを重ねる事も大切です。
初めのうちは「下手」など、ネガティブな反応もあるかもしれませんが、どんなプロでも初めは素人だったのですから、気にすることはありません。
初めのうちは下手で当たり前なのです。
下手であるという事は、どこが下手かを理解し、うまく直して行けるという事で、スキルを身につけるためのステップがそこにあるという事です。
作りかけの物を、将来上達した自分が見直して、今ならもっとクオリティの高いものが作れると思えたなら、それは自分が成長している証拠です。
その成長は将来自分を必ず支えてくれるものです。
いまの自分の能力と、実力というものを大切にし、向上心につなげる事で、将来、クオリティの高い作品を作れる様になる日が必ずくるはずです。
なので、今下手でも諦めずに、続ける事が大切と、自分のどこかに大事にしまっておいてください。