DTMやるならどんなパソコン?
今回はDTMを始める際に、どういった性能のパソコンが必要になるのか。簡単にご紹介します。
DTMを始める場合、ある程度の性能が要求されるのですが、具体的にどれくらいの性能や価格なのか。
ご予算とのご相談もあり、事前に調べておきたいですよね。
一般的には、最低でも10万円を超える価格帯のパソコンが推奨されます。
低価格でも6〜8万円くらいのものでも、ある程度まではDAWも動作します。
今、お持ちのパソコンの購入時の価格がそのくらいであれば、フリー版DAWソフトを試しにインストールして、ある程度動作するのであれば、そのままDTMを始め、本格的にDTMを続けていこうと思った段階で、新しくパソコンを買い替える際に、ある程度の性能を目標に、貯金するのもいいかと思います。
今回の記事では、そのための事前情報として、どういう所を重点的にチェックして、パソコンを選べば良いか、参考になればと思います。
Mac
Macならほぼどれを購入しても一通り問題はありません。予算に余裕があるなら、少しクラスが上のスペックにしておくと安心です。
特に本体容量(SSDストレージ容量)が512GB以上の物にすると安心です。
MacBook AirやMacBookの場合、慣れてきた頃に性能が足りなくなる事もありますので、控えた方がいいでしょう。
また、Macには予めGarageBandというDAWが付いているので、そちらを使うのであれば、DAWソフトの購入予算もパソコン本体に使えます。また、GarageBandの上位版としてLogic Proもいうものもあります。
Appleから販売されているので互換性やサポートも安心ですし、使い方もほとんど変わらないので、問題ないでしょう。
Windows
Windowsパソコンを検討しているなら、少し事前に知識が必要になります。パソコンを構成する部品の組み合わせが重要になりますので、各部品について、解説していきます。
CPU
CPUとは、パソコンの頭脳となる部品で、人間に例えると、そのまま脳と同じ機能です。プロセッサと呼ばれる事もあります。
Windowsの場合は、様々なメーカーからCPUを販売されており、メジャーなものではIntelというメーカーのCPUが主流になります。
i5と呼ばれているCPUなら、ほとんど困る事はありません。予算に余裕があるのならi7と呼ばれているCPUを選択するのもいいでしょう。
メモリー
パソコン自信が、人の操作を受け付け、や処理している内容を一時的に保存したりしている部分です。
ある程度大きな容量でなければ、パソコンがパンクして、動作が遅くなったり、場合によっては止まってしまう事もあります。
人と同じで、キャパシティが大きければ大きいほど、スムーズに処理してくれます。
最低でも8GBと書かれていれば、ある程度動作してくれますが、慣れてきた時に、複雑な作業をした場合、パソコンがパンクしてしまいます。推奨されるのは、16GB以上と書かれたメモリーです。
容量が大きければ大きいほど、慣れてきた頃に負荷がかかっても耐えられるのですが、
HDD(SSD)ストレージ
ファイルを保存する場所です。大きければ大きいほど、沢山のファイルを保存出来ます。
DAWソフトなどをインストール(パソコンにソフトを入れる事)する場所も、ここになります。
ソフト音源を追加すれば追加する程、保存容量が占領されていきます。その為、予め大きめの容量を買っておく事をおすすめします。
以上、DTM向けにパソコンを選ぶ際にチェックするポイントをご紹介しました。
Windowsの場合、部品それぞれの性能や、相性に影響がでます。
おすすめするのは、BTOという、希望の性能(スペック)でパソコンを組み上げてくれるメーカーです。
クリエイター向けに設計したパソコンを、予算や用途(イラストやDTMなど)に合わせて販売していたりもするので、目的をメーカーに伝えて、推奨パソコンを選んでもらい、そのパソコンを購入する事もできます。
今もっているパソコンでも、これから購入するパソコンでも、DTMを始められる環境を作る事を優先的に考えると、実はスマホでもDTMを始められます。いきなり予算の都合であきらめるよりも、自分が手を出しやすい環境から、DTMの世界に、一歩を踏み出してみましょう。