月風楼

新しいSNSを始める前に

 2024年2月7日、かつてTwitterを生み出したジャックドーシー氏が関わるSNS、「Bluesky」が、招待制でのアカウント登録を廃止し、誰でもアカウント作成する事が出来る様になりました。ネットで検索しても、著名クリエイターの方で、多くの方が登録していると言う情報を目にするほど、話題となっています。
 ここで、ネット上で活動しているクリエイターや配信者(Vtuberなど)の皆さんに向け、新しいSNSにすぐさま、アカウントを作る事が本当に必要なのか? など、一度冷静に考えてみても良いのではないかと、参考になる過去の情報を集めてみました。少しでも、皆さんの活動の参考になれば幸いです。

アカウントを作る理由は?

 新しいSNSが出来たからと、直ぐに、新しいアカウントを作るのは、注意が必要です。そのアカウントを作り、運用していく事が、本当に必要なのか、一度止まって考えてみましょう。
 また、新しいSNSにも、自分の活動の需要があるのかなど、予めリサーチが必要になります。例えば、Vtuberの場合、新しいSNSにVtuberに興味のあるユーザが全くいなければ、新しいSNSを始める意味も無くなってしまいます。

アカウントの使い方にもよる

 それぞれのSNSによって、コンテンツを変えたり、するのであれば、アカウント作成は良いと思いますが、その分、自分の活動での作業量も大幅に増えます。また、それぞれのSNSで同じ情報やコンテンツを発信するのであれば、単純に、更新作業の量が増えるだけで、結局は自分の負担になってしまいます。

 Xで日常的なつぶやきや、活動内容の発信をしており、YouTubeなどで動画コンテンツとして、創作物や配信を公開しているのに、新しいSNSが出来たからと、アカウントを作成して、そのSNSのみで、新しいコンテンツを発信していくのであれば、それは、面白い事が出来るかもしれません。ただ同じ内容を複数のSNSで発信しても、負担が増えるだけなので、あまりおすすめ出来ません。

結局Xに戻ってくる?

 新しくSNSができても、ユーザ数や、これまでXでいたフォロワーや自分の活動するジャンル(DTMやイラスト、Vtuberなど)に関心のあるユーザが、どれだけいるのかで、考え方が変わってきます。アカウントを作り、一定期間運用をした後、ほとんどアクセスする事がなくなり、結局、Xに戻ってくるというケースも多くあります。そのため、アカウントの使い方でもご紹介した様に、目的をしっかりと定めるのも重要になります。

 以上、SNSを新しく始めるにあたって、ご紹介しました。このように、沢山のSNSで活動すれば、誰かの目に入り、興味を持ってもらえる。それが間違いではありませんが、戦略をしっかりと考えて、最適なSNSで活動する事も重要になります。

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