メロディの考え方
作曲を始めても、肝心のメロディが思い浮かばないと、曲なんて作れませんよね…。今回はそのメロディを作る際の一般的なアプローチの方法をいくつかご紹介します。
キーの選択
キーとはメロディーを作る際の、基準となる音のことを指します。始めにどのキーで曲を作るか決めます。一般的にはCメジャーやAマイナーなどが使いやすいですが、曲の雰囲気や歌いやすさを考慮して選びます。
後でイメージが違うと思った場合、そのままキーを変えるだけで、DTMでは曲を制作することができます。
スケールの選択
キーをお決めたら選んだキーに基づいてスケールを選びます。メジャースケールやマイナースケールなど、 曲のイメージに合ったスケールを使うことで、メロディ自身が様々な表情を見せてくれます。
リズムを考える
メロディのリズムを考えます。 この場合リズムから先に考えてそのリズムに沿ってメロディを作っていくのでも構いません。曲のテンポや雰囲気に合わせて、リズムパターンを選びます。シンプルな四つ打ちい(EDM)のリズムから、複雑なワルツなどのパターンまで、自分の感性で表現することができます。
音符の配置
スケールとリズムにそって、基本的な音符(音階や音の長さ)を配置します。スケール内の音符を組み合わせることで、メロディが自然に聞こえるようになります。
フレーズの構築
音符を組み合わせてフレーズを作ります。短いフレーズを繰り返したり、高い音から低い音へと移動させたりすることで、メロディに変化と興味を持たせます。
動きやアクセントの追加
メロディに動きやアクセントを加えることで、 単調なメロディから、 曲全体のアクセントや特徴を生み出します。音の長さや強さ、音符のつなぎ方などを工夫してみましょう。
リピートと変化
メロディの中で、繰り返される部分に、少し変化を加えることで、印象に残るようなメロディを作ります。同じフレーズを繰り返した後、最後だけを少しアレンジを加えたりすると効果的です。
感情やテーマを表現
ここまでが断片的にメロディのアイデアを作り出す方法です。いくつか生み出したメロディのアイディアをもとに、テーマに合わせてメロディに感情や表現を込めます。 ここからが、 編曲などの構成をする段階になってきます。音色や音の強弱、音の高低などを 細かく作り込んで、 楽曲全体が ストーリーを語るようにしましょう。
以上がメロディを作るアプローチの仕方の例です。これらのステップを踏んで、自分の感性やアイデアを反映させたメロディを作ることができます。また、耳コピや他の曲からのインスピレーションも有効な方法です。